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2009/08/25.Tue

成功は洗濯機の中に P&Gトヨタより強い会社が日本の消費者に学んだこと 著:市橋和彦


「成功は洗濯機の中に」を読みました。
(2008/9/15 プレジデント社 著:市橋和彦)

P&Gという巨大な世界企業をCEOのラフリー氏が
改革していった軌道について書かれた本です。

P&Gの規模ですが、
・売上 9.4兆円
・営業利益 1.9兆円
・時価総額 25兆円
・売上10億ドル以上のブランド数 23個
・160カ国で30億人の消費者が使用

半端ねえっす。額もすごいですが、営業利益率20%!!

本書は2000年頃にラフリーCEOがこのような巨大な企業を建て直した方法を
詳細に調べた内容が記載されています。

その中で特に興味をもったのは、
「どこから改革を始めるのか」という点でした。

本書によれば、やはり「トップのリーダシップ」が必要で、
その意思が従業員に伝わることから始まるということが書かれています。
(ラフリー氏のCEO就任と同時に「私の10か条」というものを配布したようです)

その中で特に強調されていたのが、
「消費者がボス」という認識を徹底することであり、
P&Gのブランドの製品を「製品の購入」と「製品の使用」という
2つの消費者が製品に接触するタイミングで勝利するということでした。

また、ビジネスの根幹を「ブランド」単位にしているのも印象的でした。

ブランド単位にすることにより、ベクトルをブランド価値の向上に集中することができたと思います。
具体的には「GBU(グローバル・ビジネス・ユニット)」、
「MDO(マーケット・ディベロップメント・オーガナイゼーション)」と大きく2つに分け、
GBUはブランドの戦略を展開すること、より端的にはブランドに共通する消費者のニーズを理解して、新製品を開発・発売することがタスクです。
MDOは従来の「営業部隊」に近いイメージですが、商品の消費者への価値伝達に関するミッションを負った組織といえると思います。(広告や企画なども含まれます)
つまりGBUは「製品の使用」のタイミング、MDOは「製品の購入」のタイミングに対し責任を負うというイメージです。

これを自社に当てはめると、
大前提として「ブランド」の概念が成立していないといけないわけですから、
やたらと新製品が次々でて、商品のラインナップが拡大し、
開発費・販管費の増大&成功率の低下ということは仕組みとして生じにくくなると思います。
従って、MKT原資がより集中して使われることで、
広告宣伝費・物流費・開発費等々あらゆるコストが集約に向かう
というサイクルが描けるように思います。

次に、ラフリー氏の改革の面白いところは、
技術分野についても社外リソースを積極的に使うことを奨励したことです。
メーカーであれば自社の独自技術を差別化のポイントとするのが常道でありますが、
テクノロジー・インの時代でなく、コンシューマー・インの時代になったことから、
使える技術の組み合わせにより新しい価値を作り出すことにより、
イニシャルコストを抑えたまったく新しい価値を持った製品を送り出すことが可能となっています。

他、インド等への進出時のエピソードや成功要因などの整理がされておりますが、
個人的に印象深かったのは上記の内容です。

しかし、、やはりトップの覚悟と先見性は必須事項ですよね。ゴニョゴニョ。。。。。。。。

1600円どころの価値じゃないですので、ぜひ読まれることをオススメします。
オススメ度:★★★★
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★4 成功は洗濯機の中に | Comments(0)
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